住宅を購入するときには多くの人が住宅ローンを利用します。しかし住宅ローンだけで
購入するケースは多くはなく、たいていの場合は購入代金（住宅価格）の一部を自己資金でも支払います。
この自己資金で支払う分の購入代金が頭金です。
頭金は自己資金の中から現金で支払います。また住宅を購入するときには税金や手数料などの諸費用が必要となり、
こちらも現金で支払うのが原則です
・頭金の金額はどれくらい？
注文住宅を建てる時、すべての費用を住宅ローンにするのはおすすめできません。
なぜなら、すべての費用を住宅ローンにしてしまうと、元本が高くなりますよね。
元本が高くなると、それに対する金利も高くなります。
そのため、住宅ローンの元本が少しでも減るよう、頭金を多めに払うと良いです。
もちろん、頭金は先に払うお金となるため「そんなお金ないよ」という人にとっては、厳しいかもしれません。
ここは貯金などで対応するという人が多いですね。
・将来を考えてみよう
住宅ローン返済にかかる年月はそれぞれですが、少なく見積もっても20年〜30年あたりが関の山でしょう。
今は第一線で働いて給料ももらい、住宅ローンの支払に関して負担も感じていないかもしれません。
しかし10年・20年経つと足腰も弱くなり、仕事ができなくなるとローン返済どころではありません。
頭金は、いくらか用意はした方が後のためになります。
住宅ローンは体よく言えばローンですが、悪く言えば借金です。
当然返済義務がありますし、返済できないとなると差し押さえされてしまうこともあるでしょう。
特に先が不透明なこの時代においては、あまり長いローンを組むのは得策ではありません。
そのため、頭金を用意できるのなら、多めに支払っておくことをおすすめします。
ちなみに、頭金の他にも住宅ローン以外で必要となる費用はあります。
金額だけに注目するのではなく、その他の要素についてもハウスメーカーと相談して考えておきましょう。